来年2010年に刊行100周年を迎えるという『遠野物語』。その気運というか磁場にも引き寄せられているのだろうが、先月の半ばに2日間をかけて遠野を巡ってから、このまちに思いをめぐらすことが多くなった。もちろん『遠野物語』を地で行く田園風景もよいが、城下町の風情漂うまちなかも味わい深かった。なかでも印象的だったのは、早朝の霧に包まれたまちの風景。霧のあいだから昔ながらの商家の建物や蔵造りの建物が見える。そこを自転車で通り過ぎる高校生を見ては、生活者としてこのまちを見つめてみたいとも思った。

呑み助の視点で見るならば、ちょうど今は、遠野産ホップで仕込んだキリンビールが発売されている時期。遠野市内ならば、“生”で飲むことができる。

釜石と遠野。地図の上ではとなりまちでクルマで約1時間のところなのだけど、なかなか足を運べないのが現実の日々である。

そんな最近での、お気に入りのブログである。

dostoevさんのブログ不思議空間「遠野」。すでに雪景色がアップされている。初雪は満月の夜だったそうです。

このブログが伝えるのは、幻想的な遠野だけではなく。
10月30日にエントリーされてるクマの動画は、厳しい現実の姿も伝えています。

幻想的な美しさと、外にいると思いがいたらながちだけど、そこに確実に含まれている厳しさ。そのときに残酷な厳しさを内包しているからこそ、幻惑のベールみたいなものがいよいよ遠野の風景に光を放つのかもしれませんね。
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by suiminsha | 2009-11-06 15:44