何だ? このイワカンは!!

震災直後の情報が遮断された不安な状況に嘆き、テレビ受信が復活した時は思わず声をあげて喜んだ僕だけど、次々と映し出される、なんだか善意の押し売り、押しつけのような内容(それは番組やCMに限らず、ニュースなどで取り上げられている被災地支援の活動やメッセージの一部も含めて)に、ちょっぴりうんざり。

それに、なんだか似てやしないか。
「心を一つに」「一つになろう、日本」と、「一億総火の玉」
「買い控えをしましょう」と、「ぜいたくは敵だ」。
花見の自粛なんて、まるで、歌舞音曲禁止みたい?

でも、上のようなスローガンを否定することはできせん。そりゃ、「じゃんじゃん、買いまくりましょう!」とか、「例年どおり、花見を遠慮することなんてないですよ」なんて、言えないわけで。(ちなみに、自分のことを批判するのはいっこうにかまわないけれど、決して否定はしてほしくない、と言ったのは、今は亡きビートル、ジョージ・ハリソンであった。けだし名言であり、僕がいつも心に留めている言葉の一つでもある)

必要なのは、良心の下での多様性の寛容。

いちばんいけないのは、たとえば花見をしている人を、震災という錦の御旗の下に非国民扱いする(できる)風潮。
本心では「心を一つにしよう」とか、「買い控えをしようとか」「花見は自粛しよう」なんて、思っていなくても(あるいは、そんなこと思っていない人に限って)、これらのスローガンを利用すれば他人をおとしめられる(今のような雰囲気の中では)。かつて、自分は死地に赴く勇気もないのに(あるいは、ないから)、多くの兵にはそれを強要した上官や参謀、さらには一部の国民と同じだ。

ブログタイトルに反するエントリーは、これっきりにしたいです。寛恕いただければ嬉しいです。

この曲が終わったらあと1時間50分、またいつもみたいな犬の漫才師に戻る。ご清聴ありがとう。
『風の歌を聴け』(村上春樹)より



「何だ? このユーウツは!!」ムーンライダーズ  



でも。「油の一滴は、血の一滴」。これは実感しました。
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by suiminsha | 2011-04-04 10:21